ここ数年でvtuber人気はかなり伸び、vtuberの数は1万6000人を超えています。
本格的にvtuber活動をしたいときに考えるのが、オーディションを受けて事務所に所属することでしょう。
vtuberオーディションについて以下のような疑問や不安を持っている人も多いのではないでしょうか。
・オーディションでは何をするの?
・オーディションに受かるのは難しいの?
・オーディションに受かるコツを知りたい
オーディションについて何も知らず、準備もしない状態では受かる可能性はかなり低いです。
本記事では、vtuberオーディションについて詳しく解説します。
記事を読むと、しっかりと対策してオーディションに受かる可能性をあげてから挑戦できますよ。
vtuberオーディションって何するの?
vtuberオーディションの内容は企業によって多少差がありますが、基本的には以下の流れになっています。
1. 書類審査
2. 音声・動画審査
3. 面接
書類選考はエントリーフォームに記入して応募する形式が多いです。
書類選考の中に動画審査が含まれている場合もあります。
面接は通話面接・Web面接・対面での面接があり、対面の場合は本社まで行かなければいけないオーディションもあるため事前に確認しておきましょう。
オーディションによっては面接が複数回あったり、途中でデモ配信が入る場合もあります。
vtuberオーディションについてはこちらの記事も参考にしてください。
vtuberオーディションの倍率
vtuberオーディションの倍率は基本的に公表されていませんが、SNSではかなり高いのでは、と予想されています。
とくに大手事務所は倍率は高く100倍以上と言われることも。
大手の中でもホロライブの倍率は1200倍、5人の採用枠に6000人もの応募があったようです。
いずれにしても、vtuberの事務所入りはかなり狭き門であることがわかります。
大手になるほど倍率はあがり、合格も難しい傾向にあります。
オーディションに落ちた人
vtuberオーディションに落ちる人の多くに共通する点を審査別に紹介します。
書類:志望理由が弱い
書類選考には志望理由を記入することが多いですが、志望理由が弱いと落ちてしまいます。
弱い志望理由とは以下のようなものとなります。
・楽しそうだから
・好きなvtuberがいるから
・ゲームが好きだから
vtuberになりたい理由としてよくあるものですが、事務所に入りたい理由としては弱いと思われてしまうでしょう。
このような理由であれば、趣味としてでも充分で、事務所に入りたい気持ちが伝わりません。
事務所に入るということは、仕事としてvtuber活動に取り組むということです。
なぜ事務所に入って活動がしたいのか、具体的な理由や熱意が伝わるようにしましょう。
面接:準備をしなかった
準備をせずに面接を受けると失敗してしまうことがほとんどです。
うまく受け答えできなかったり、声が小さくなってしまいがちですし、準備をしていないということ自体がマイナスイメージになる恐れもあります。
面接で聞かれることはある程度決まっているので、答えを用意して実際に話す練習まですると本番でもうまく話せます。
動画:動画の出だし×
オーディション動画で最も大事なのは出だしです。
オーディションに落ちる人は動画の出だしが残念であることが多いといいます。
審査員は、多いと何千本もの動画を見るため内容がよくても出だしが残念だと、最後まで見てもらえないこともあります。
出だしの数秒でインパクトを残せるかどうかがオーディション動画の勝敗を決める、と思って動画を作りましょう。
オーディションに受かった人
オーディションに落ちた人と同様、オーディションに受かる人にも共通するポイントがあります。
これから解説する点を意識すると、合格へ一歩近づけるでしょう。
書類:個性と具体的な戦略
書類選考はエントリーフォームに入力するだけだからと、適当に書いてしまいがちです。
しかし書類選考でしっかりと個性や戦略を伝えられなけらば、残念ながら落ちてしまいます。
同じような内容が多くなるからこそ、他の人とは違うポイントをアピールしましょう。
戦略はできるだけ具体的に書くと、しっかりと考えていると感じてもらえます。
面接:タレント意識
企業は稼げるvtuberを求めています。
「楽しみたい」や「自信はないけどがんばる」という意識では採用は厳しいと思ってください。
事務所に所属するタレントとしてどのように活動していきたいか、具体的にイメージを持つことが重要です。
まだ大きな実績がなくても、事務所に所属してからの戦略や企画を積極的にアピールしましょう。
これから伸びていく可能性を感じてもらえると審査員の印象もよくなります。
動画:動画のクオリティ◎
動画はなるべく丁寧にクオリティの高いものにしてください。
具体的には以下の点に注意して動画を作りましょう。
・出だしのインパクトが強い
・編集や字幕で見やすい工夫
・音量調整がされている
まず出だしのおもしろさやインパクトの強さにはこだわりましょう。
審査員の心をつかみ、「見てみたい」と思えるような出だしが大切です。
動画の見やすさも重要なポイントで、無駄な場面が多かったり何を言っているのかわからない動画は合格できません。
見やすい動画になるよう、カットや字幕などの編集をして動画のクオリティをあげてください。
意外と多いのが音量が大きすぎたり小さすぎる動画です。
動画ごとに音量調節するのは、審査員にとっては大きな負担となるため、適切な音量になるように調節と確認をしましょう。
オーディション動画の詳しい作り方はこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。
初心者でも応募できる?
vtuberとしての実績がなくても応募できるオーディションはありますが、受けられるオーディションが限られますし、合格も難しいのが現実です。
多くのオーディションでは、歌やゲーム実況など何かしらの配信経験が求められます。
初心者でも動画審査が必要になり、撮影や編集はしなければいけません。
初心者が作った動画と経験者が作った動画では、やはり後者の方がクオリティが高くなり、合格の可能性もあがります。
初心者でも事務所に入りたい場合は、オーディションだけに集中するのではなく、個人での活動と並行して、実績を積みながら挑戦するのがおすすめです。
初心者のオーディション事情については、こちらでも解説しています。
男性は不利?
vtuberは女性が有利で、男性vtuberは人気がでないといわれています。
残念ながらこれはデータとしてもでている事実で、男性vtuberが人気になるのはかなり難しいです。
理由としては、vtuberの視聴者層が男性中心であり、歌や雑談などアイドル性の高い活動ではどうしても女性vtuberの需要が高くなるからです。
しかし活動を1つのジャンルに絞った特化型vtuberの場合、男女関係なく情報を知りたい人に見てもらえます。
男性vtuberはアイドル活動ではなく、特化型vtuberとして活動すると人気になれる可能性が高く、不利な状況を避けられます。
男性vtuberについて詳しく知りたい人はこちらもご覧ください。
まとめ
vtuberのオーディションに受かるためのポイントについて解説しました。
vtuberオーディションは、倍率が高く、対策と準備をしっかりとしなければ合格できないと思っておきましょう。
オーディションに受かるためには、事務所に入ってからの戦略や活動について具体的なイメージを持ち、審査員に伝えることが重要です。
書類やアピール動画は、魅力や熱意が伝わるようにしっかりと作りこみましょう。
初心者や男性などはオーディションに不利と思われるかもしれませんが、オーディションの内容や戦略次第では受かることも可能です。
倍率が100倍とも1000倍ともいわれるvtuberオーディションなので、受かるのは簡単ではありませんが、実績を積みながら諦めずに挑戦しましょう。